だいたいのものもの

誰からもわすれられた、色々なものの説明を掲載します。

2016年の全国鶏-不動産協会の報告によれば、鶏が日本の家の「敷地」のあり方に大きく影響を与える事を知る日本人が、ついに2パーセントを切ったと言う。これは4年前の調査からさらに0.5ポイント下落したという事であり、その認知の衰退には目を覆うべき…

シラベ杖

多くは先端に鈴がつき、もう片方が赤く塗られた棒の形をしている。地方によって差はあるが、概ね五尺程度の長さであった。橋のたもとに鈴の方を上にして立てかけるものである。 戦国時代末期から江戸時代にかけて主に街道沿いに多く見られ、近現代においても…

あみあぶら

かつて風呂は今よりもはるかに貴重な存在であった。 特に乾いた山間部や漁村では綺麗な水が手に入りにくく、「あか太郎」の物語にもあるように、数年にわたり入らないということも珍しくはなかった。そのため時折、温泉地など遠くの浴場に全員で一斉に出かけ…

透討ち袴(すきうちばかま)

日本式剣術がまだ発展途上の時代に用いられた、一種の着衣である。 見た目は普通の袴と変わらないように見えるが、実は左右二枚の布を真ん中で縫い合わせたものである。普段は糸で繋がっているが、腹側に仕込まれた結び目を解く事で、袴が左右に分離し、スト…

ますのはな

ますっぱとも。古くは平安時代から、貴族の間から農村まで、広く使われてきた家具の一種である。 大陸より伝来し、僧侶が自らの房に取り付けた「書鈎」が源流と考えられている。 もともと書鈎は、修行の一環として経典や書をしたためる僧が、自分の修行の進…